なっつん便り

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【読書】希望を運ぶ人:ある人との出会いと贈り物

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私は定期的に本屋に 行くのですが、この本を見つけた時、なぜか分からないけど本棚に戻したくないと思いました。

 

この本と出合ってから数年経ってますが、何度ページをめくっても新たな発見があって大好きな本です。

 

 

 

 

 ちょー簡単なあらすじ

ひとつの小さな町を舞台に、色々な問題を抱えた住民がある日ジョーンズと言う男性と出会い“物の見方”の大切さを知り、徐々に人生が好転してくっていうストーリーです。

 

“物の見方”というジョーンズの考え方は、この物語で重要です。

 

どん底と成功の法則

  

第1章に登場する青年は、両親を亡くし家も失ってしまい桟橋の下で過ごすようになりました。そんなある日、不思議な男性と出会います。

 

 

自暴自棄になる青年に「たしかに君は間違った決断と心の持ち方のために桟橋の下で暮らすことになったが、現時点では想像もできない明るい未来を切り開くために、今、この桟橋の下にいるんだよ」と言います。

  
そこでジョーンズは『ウィンストン・チャーチル』『ジョージ・ワシントン』『ウィル・ロジャース』の本を青年に渡します。

 

「他人の経験こそが最良の師なんだ。偉人たちの人生について読むことで、彼らが偉人になった秘密をひも解くことができるよ」

 

「若者よ、宇宙の法則について教えよう。

必要だと思っているものに意識を向けると、ますます必要性は増える。つまり、自分が持っていないものに意識を向けると、ますます多くを失うことになる。逆に、感謝に満ちた物の見方は、人生に幸せと豊かさをもたらすんだ。」

 

 最初は青年も半信半疑で本を読みましたが、この偉人は自分よりもっとつらい思いをしていたと知り、気持ちが楽に。

 その後いろんな成功者たちの人生を学んでいき、成功法則を発見し、実行に移して幸せな家庭を築きます。 

 

 

不安の想像と感謝の創造

第4章に登場するのは、ウォーカー・マイルズという53歳の男性で、いつも不安なことを考えてしまうことが悩みです。そんな彼にジョーンズはこう言います。

 

「枕元にノートとペンを置いて、起きぬけの十分間で、自分がありがたいなと思っていることを書きとめてごらん。何だってかまわない。暖かいベットの中で眠れることや、帰る家があることも忘れちゃいけないよ。

若者よ。感謝しなければならないことを書きとめるときは、広い心を持って想像力を働かせるんだ。毎日同じことを書いたってかまわない。大切なのは、それを実行することだ。考えるだけでは効果がないよ。」

 

誰しもふと不安に襲われることがあると思います。その時に、「君が抱えている心配事のうち40パーセントは、絶対に起こらない。次に、心配事の30パーセントは、もう起こってしまったこと。それから、健康についてが12パーセントだ。あとは、他人にどう見られてるかが10パーセント。残りの8パーセントが正真正銘の心配事だ。」

 

このことから分かることは、心配事の92パーセントは必要がないということです!

私はいらないことは心配するのに、悩む必要のあることを後回しにする癖があるので、上に書いてあることを実践して、自分をコントロールできるようにします。

 

 

決意と許し

第7章と第8章はヘンリー・ウォーレンという男性が登場するのですが、これがまた問題のある人で、マンションなどの工事を手抜きしたり、約束を守ることができないと分かっているのに契約したり、作業員は不法労働者で給料を正当に支払わないような人でした。

 

そんな彼も、ジョーンズと出会い少しずつ変わっていきます。

 

「いいかね?誤解されがちだが、決意そのものには何の力もないんだよ。何かをしようと決意した人と、そんなことを考えてもいない人とでは何の違いもないんだ。」

 

思っているだけじゃ自分の気持ちは伝わらないのと同時に、決意しただけじゃ何も変わらないんだと感じます。私には耳が痛い話です。

何かを成し遂げたいと思ったら、まずは行動しないといけないと思います。

 

 

ジョーンズの最高の贈り物

ジョーンズは悩んでいる人々を“物の見方”という人生に必要なものをプレゼントしてくれました。

 

 今、なんかモヤモヤするなと思っている方や未来に対してどうしようもなく不安を感じている人におすすめです。